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2024.09.24

第4回 白南未来図検討会報告

9月4日、第4回白南未来図検討会が開催されました。
第3回の振り返りを元に、新しい学校像と広報案を確認し、「跡地・跡施設の利活用」について検討を行いました。今回は「南区手をつなぐ育成会」の代表2名がオブザーバーとして参加されました。

開会・オリエンテーション

白南地域に描く学校像

文科省の事例集「小中一貫した教育課程の編成・実施等に関する事例集(第2 版)」より、これまでに検討してきた「9年間一貫した教育活動を行う小中一貫教育」を実現している「鴨川市立長狭小学校・長狭中学校」を紹介。この事例をモデルに作成した「白南地域に描く学校像(案)」を確認しました。

〈白南地区に描く学校像(案)〉

白南地区に描く学校像案
白南地区に描く学校像案

6・3制の問題を解決、行事などはできるだけ合同で行い、地域施設や学童を併設するなど、地域総掛かりでの子育てや教育を行える案となっています。

質疑

・想定によると令和12年度には小学1年生が7人、2年性が16人となっている。その頃には中学の統合も検討する可能性があるのか?
→令和3年度以降の出生数にもよるが、よい学校、よい子育て環境を作ることで入学希望が増える可能性も考えられる。

・フリー学区制について
→現在はフリー学区制はとられておらず、条件付きで転出入などが許可されている。市の適正配置基本方針にも記されており、今後地域の実情に合わせ導入が検討されていくと思う。

・承認をうけて小中一貫校が実現する可能性は?
→国の方針のもと、法令整備が進んでいる。そうした中、地域が新しい学校像として小中一貫教育校を描くことは意義が大きいと思う。

広報誌の確認
Screenshot

・各学校と保育園…メールやアプリでの配信を依頼
・地域…回覧や配布など各地域の判断で広報する

質疑

・いつごろ実現するのかの時期の目安を掲載しないのか?
→先例では統合が決まり5〜6年後となっているが、この検討会では時期を検討することはできないので掲載が難しい。今後の新潟市主催のワークショップで具体的な時期が検討される。

地域別検討会

新飯田・茨曽根・庄瀬の地域ごとに集まり、学校跡地・跡施設の活用について案を出し合いました。
庄瀬地域の話し合いには「新潟市南区手をつなぐ育成会」の方々にも参加していただき意見を交換しました。

全体会

各地域より、跡地・跡施設活用の案を発表。

新飯田小学校

①地域生活センター(現施設からの移転)
 生涯学習センター(現センター機能の拡充)
 スポーツセンター(学校開放機能の継承)
 ※地域の伝統・文化の継承・発展拠点と位置付ける
②避難所(防災機能の保持)
③サテライトオフィス(起業支援、企業誘致)
④子育て支援施設(子育て・就労支援)

茨曽根小学校

①地域生活センター(現施設からの移転)
 ※8号線からのアクセス改善及び駐車スペースの拡充により安全性・利便性が向上
 生涯学習センター(現センター機能の拡充)
 スポーツセンター(学校開放機能の継承、芝生グラウンドの活用)
②避難所(防災機能の保持)
③サテライトオフィス(起業支援、企業誘致)

庄瀬小学校

①特別支援学校の誘致(施設・設備の有効活用)
 ※全市的ニーズへの提案
 避難所(防災機能の保持)
 学校開放(学校開放機能の継承)
②地域生活センター(現施設からの移転)
 生涯学習センター(現センター機能の拡充)
 ※『農福連携』の理念による地域づくりの拠点
③カフェ(地域の茶の間機能を補完、子ども食堂機能を補完)
 ※支援学校給食調理場との連携運営、『地産地消』の推進
④放課後デイサービス(こども・子育て支援)
 ※支援学校との連携
  
  

連絡・閉会

これまでに検討してきた内容をリーフレットにまとめ、次回確認します。
次回は10月2日(水)白南中学校にて、一般公開で検討会を行います。